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カテゴリー「がん情報のさがし方」の5件の記事

2010年7月12日 (月)

【がん情報のさがし方】健康情報を評価するフローチャート

♪探しものは何ですか?見つけにくいものですか?

 以前に,どこかで,健康情報を評価するフローチャートを見かけた。
 紹介しようとして,いざ,さがしてみると,見つからない。
 その後,偶然,再会した。

健康食品を安易に使うことは勧められない:代替医療:がんサポート情報センター

 「健康情報を評価するフローチャート」でググって,坪野吉孝先生自身の記述を見つけた。

健康情報を評価するフローチャート

 こちらのほうが,解説がくわしい。

 副作用の少ないからだにやさしい治療法を見つけたら,このフローチャートに沿って,その情報を評価されることをお勧めする。
 さすれば,ダークサイドに堕ちることもないだろう。

 わらをつかもうとするから,わらをつかませられる。

 「健康情報を評価するフローチャート」

下の文章は、「How to 健康管理」2001年10月号(株式会社法研)に掲載された同名の連載コラムを、編集部の了解を得て転載したものです。

「この栄養素が、がん予防に効く」
「あの食品で、がんに克つ」  

こうした類の情報が、大量に私たちの目に飛び込んできます。けれども、その信頼性はさまざまです。

健康情報の信頼性を評価する際に、私自身がふだん無意識に行っている思考プロセスを、フローチャートにしてみました。  

健康情報の信頼性を評価するためのフローチャート
ステップ1 具体的な研究にもとづいているか
はい↓     いいえ → それ以上考慮しない(終わり)
ステップ2 研究対象はヒトか
ヒト
↓     動物実験や培養細胞 → 「有害作用」についての研究は、それなりの注意を払う。「利益」についての研究は、人間にあてはまるとは限らないので、話半分に聞いておく(終わり)
ステップ3 学会発表か、論文報告か
論文報告↓     学会発表 → 科学的評価の対象として不十分なので、話半分に聞いておく(終わり)
ステップ4 研究デザインは「無作為割付臨床試験」や「前向きコホート研究」か
はい↓     いいえ → 重視しない(終わり)
ステップ5 複数の研究で支持されているか
はい↓     いいえ → 判断を留保して、他の研究を待つ(終わり)
結果をとりあえず受けいれる。ただし、将来結果がくつがえる可能性を頭に入れておく。

「ステップ1」の「具体的な研究」に基づいていない情報として、おもに念頭においているのは、「健康食品や栄養補給剤を食べたら、患者さんの何人かで効果があった」という「体験談」です。

こうした体験談は、何人食べたら何人で効果があったかという、「分母」と「分子」の関係が、しばしば不明確です。また、「食べたら効果があった」といっても、実際には次のどれにあてはまるのか、きちんと区別できない場合が少なくありません。

① 健康食品等に、ほんとうに効果があった。
② 健康食品等に効果はなく、実際はほかの治療などに効果があったのだが、それが健康食品等を食べていた時期とたまたま重なった。
③ 健康食品等じたいに効果はなかったが、「効く」と信じて食べたので、その精神的な安心感がよい方向に影響した。

そのため、「体験談」だけに基づく健康情報を、そのまま鵜呑みにすることはありません。

「ステップ3」の「学会発表と論文報告」について、健康食品等の広告を見ていると、どこかの学会で発表されたデータを引合いに出して、効果を謳っているのを見かけることがあります。

「専門家の集まる学会で発表して認められた研究なのだから、きっと真実に違いない。」そう考える向きもあるでしょう。

けれども、研究の価値は、信頼性や重要性についての審査を経て、専門誌に論文として報告されてはじめて定まるもので、学会発表だけでは判断しないのが普通です。

ですから、健康食品等の広告に、学会発表の成績が引用されている場合には、「きちんとした論文報告がされておらず、学会発表どまりのデータしかない」のだと、逆に割り引いて考えるようにしています。

「ステップ5」の「複数の研究」について、ふつうの食事を通して摂取する食品や栄養素の場合なら、おおむね7-8件以上の前向きコホート研究で一致する結果が示されていなければ、その結果を受け入れることはありません。食事からの摂取量を越える栄養補給剤等の場合なら、おおむね3件以上の無作為割付臨床試験で一致する結果が示されていなければ、その結果を受け入れることはありません。  

「なんと慎重な(疑り深い)。」

筆者の思考プロセスについて、そう感じられるかも知れません。けれども、栄養疫学を専門にする研究者は、だいたい似たような基準で、健康情報の信頼性を判断しているのではないかと思います。


2010年6月 8日 (火)

【がん情報のさがし方】情報はgive and take

 某掲示板で,非常にめずらしい型のがんで,ネットをさがしたが,情報がないというグチがあった。

 なぜ,情報がないか。かんたんだ。
 情報を求める輩ばかりで,提供する者がいないからだ。

 いくら希少がんとはいえ,一億うん千万人もいれば,
同病者はいるはずである。
 同じ病気の100人が,情報を求めてネットをさまよい,どこにも情報がないとなげいているのだ。ばかばかしい。

 英語に"give and take"という慣用句があるが,"give and take"であって,"take and give"ではない。
 順番としては,まずgiveするのである。そうすれば,takeできよう。
 自分の情報をgiveはしたくないが,相手の情報はtakeしたいという人間に,だれがgiveしようと思うものか。

 先の情弱氏でいえば,自分からブログなりWebサイトなりを開設して,自分の持つ情報を提供をすればいいのだ。さすれば,そのうち,同病者がみつけて集まってくるはずである。そうすれば,集まってきた者たちが情報提供してくれるだろう。

2010年6月 6日 (日)

【がん情報のさがし方】がん情報さがしの10ヵ条 (2008)

がん情報さがしの10ヵ条 (2008)

がん情報をさがす時に、心がける10個のポイントをまとめてみました。

1.情報は"力"。あなたの療養を左右することがあります。活用しましょう。
  いのち、生活の質、費用などに違いが生じることもあります。

2.あなたにとって、いま必要な情報は何か、考えてみましょう。
  解決したいことは?知りたいことは?悩みは?メモに書き出して。

3.あなたの情報を一番多く持つのは主治医。よく話してみましょう。
  質問とメモの準備をして。何度かに分けて相談するのもよいでしょう。

4.別の医師の意見を聞く「セカンドオピニオン」を活用しましょう。
  他の治療法が選択肢となったり、今の治療に納得することも。

5.医師以外の医療スタッフにも相談してみましょう。
  看護師、ソーシャルワーカー、薬剤師なども貴重な情報源です。

6.がん拠点病院の相談支援センターなど、質問できる窓口を利用しましょう。
  がん病院、患者団体などに、あなたを助ける相談窓口があります。

7.インターネットを活用しましょう。
  わからないときは、家族や友人、相談支援センターに頼みましょう。

8.手に入れた情報が本当に正しいかどうか、考えてみましょう。
  信頼できる情報源か、商品の売り込みでないか、チェックして。

9.健康食品や補完代替医療は、利用する前によく考えましょう。
  がんへの効果が証明されたものは、ほぼ皆無。有害なものもあり要注意。

10.得られた情報をもとに行動する前に、周囲の意見を聞きましょう。
  主治医は?家族は?患者仲間は?あなたの判断の助けになります。

国立がんセンター がん対策情報センター 2008年2月

 だまされやすい性格の人は,上記ページに掲示されている「がん情報さがしの10ヵ条 名刺サイズカード」PDFファイルを印刷して,携帯することをお勧めします。
 「【雑感】いろんなバイアス~成功者の自伝は成功者にしか書けない~」で紹介した確証バイアス(自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強する)に至っては,みずから積極的にだまされようとしているわけで,助けようがありません。

2010年6月 5日 (土)

【がん情報のさがし方】お勧め「がん情報のさがし方」

平成19年度 第2回市民向けがん情報講演会  『がん情報のさがし方(2007)』
『がん情報のさがし方』講演会ビデオ記録・資料

がん情報サービス内のページ。

 本記事の所属するカテゴリー名称も,ここからいただいたものです。

“情報を作る”専門家に『がん情報のさがし方』を聞く>よく聞かれる質問と回答(PDF)は,必見!

平成19年度 第3回市民向けがん情報講演会  『論より科学的根拠! 信頼できるがん情報とは…』
『論より科学的根拠! 信頼できるがん情報とは…』資料

も,見てね。

2010年6月 4日 (金)

【がん情報のさがし方】このカテゴリーは

 がん情報のさがし方について,独断的私見を述べるものです。
 御意見無用!

 特に,情報の少ない希少がんに着目してみます。

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