【雑感】血液内科医が足りない
小児科・産婦人科の医師不足は,よくマスコミにとりあげられている。
マイナー領域のせいか,ニュースになることはないが,血液内科医も足りない。
血液内科医不足のため,血液内科を廃止したり,新患の受付を停止する病院が増えている。
そうすると,患者はほかの病院に行くしかなく,その病院の血液内科医の負担が増えるという,悪循環である。
アンフェタミン先生のブログを読むと,その忙しさがわかる。
新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで
このブログは以前はほぼ毎日更新していたのだが,忙しいのか,週イチになってしまった。
多くの血液内科医は,ブログやってるひまはない。
これは,アンフェタミン先生がひまという意味ではないが。
毎年,新患が発生する。
しかし,低悪性度リンパ腫など,なかなか死なない。
といって完治するわけでもない。
寛解しても,定期的に通院検査診察をする必要がある。そのうちに再発する。
また治療をして,再寛解する。
再寛解しても,定期的に通院検査診察をする必要がある。そのうちに再々発する。
また治療をして,再々寛解する。
(以下省略)
だらだら生き延びているうちに,新薬が開発される。
平均余命5年の病気も,5年経つと平均余命10年になっている。さらに5年経つと,平均余命15年になっている。
なかなか,死ねない。
らちのあかないことである。
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