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2010年7月29日 (木)

【情報】「代替医療」ではなく「ニセ医療」と呼ぼうキャンペーン

 本記事の件名は,最近見つけたニセ科学批判のブログにあった記事の件名そのままである。

妄想科學日報より,

「代替医療」ではなく「ニセ医療」と呼ぼうキャンペーン

 「代替医療」という用語については,以前から,違和感を持っていた。
 通常医療を代替できる医療なら,しばらくすれば,それが通常医療になるはずだ。ところが,そうはならない。
 何年経っても,代替医療は代替医療のままである。

goo国語辞典より

代替医療 【だいたいいりょう】  新語
    現代西洋医学以外の医療行為の総称。鍼灸 (しんきゆう) ,漢方,カイロプラクティック,マッサージなど...

 抗がん剤によるしびれの緩和のために,マッサージを受けるということは,よく行われているようである。まっとうな医療行為である。
 しかし,これは,「補完医療」と呼ぶべきであろう。「代替医療」では,ないだろう。マッサージが抗がん剤の代替をするわけではないのだから。
 英語のalternative medicineを直訳したために,「代替医療」となったようだ。
 漢方,マッサージならいざ知らす,ホメオパシーや阿呆教授をはじめとするインチキ免疫療法などが,「代替医療」を自称するのが問題である。
 米国では,公的保険がないために,保険未加入者が多い。
 通常医療を受けたくても,受けられない。そこで,やむなく,気休めに代替医療を受ける。
 日本では,通常医療を受けることができるのに,それを捨てて代替医療に走る情弱さんが多い。保険行政には,よいかもしれないが。

「代替医療」とは英語のalternative medicineの訳語で、本来は「効果は認められているが作用機序不明な伝統医療」や「効果の程も怪しい民間療法」「最先端の仮説に基く治療法だが真偽がはっきりしていないもの」などを広く含む用語である。

つまり、「治療効果は本物だけど科学理論で解明できてない」から「科学的だけど治療効果は疑わしい」「単なる健康法」、果ては「まったくのニセモノ」までが全部一括で「代替医療」と呼ばれているわけだ。

これはマズい。

なにが拙いって、"医療"の2文字が入っているために一見して正しく治療効果のある医療行為であるかのような印象を与えてしまうことが、だ。

東洋医学のように経験的に効果は認められている(が理論化されていない)ものを呼ぶ呼称としては悪くないのだが、ホメオパシーのように原理的にも実証的にも効果のなさがはっきりしているものや心霊治療のようなオカルトまでもが含まれてしまうことで、まるでそれらが医療の代わりに通用するかのように思われてしまう。

そういうのははっきりと「ニセ医療」と呼ぶべきだ。

 当ブログでは,ホメオパシーのたぐいを「トンデモ医療」と呼んできたが,これからは,「ニセ医療」「インチキ医療」と呼ぶことにする。

が、ニセ医療の場合は修正を受け付けない。彼らは「自分が間違っているのではなく科学が間違っている」「現代の科学では理解できないだけ」と考えているため、誤りの指摘を無視するばかりか「医学による治療には害があるので拒否し、我々の治療だけを受けるべきだ」と主張し、結果的に適正な医療行為の実施を阻害する。

 ニセ医療の多くは,副作用はないが効果もない。
 ということならば,金をどぶに捨てたということで,まだいいのだが,「結果的に適正な医療行為の実施を阻害する」という大きな害悪をもたらす。
 適正な医療を受ければ10年生きられたのに,ニセ医療にはまったために3年で死亡。大金使って自殺するようなものである。自業自得であるが。

要するに

   1. 心霊的療法の一切
          * 祖霊や日頃の「行い(食生活や運動量、睡眠など生活習慣の意味ではなく)」を不調の原因や治療法に挙げるもの
          * 医薬や治療器具でないモノの購入を治療法に挙げるもの
   2. 波動
          * 治療機械/医薬のようであっても説明に「波動」の文字があるものはすべてニセ
   3. ホメオパシー
          * ニセ医療の筆頭。一切効果のない唯の水(を砂糖玉にかけたもの)を薬と称する。実は波動系
   4. デトックス
          * 効果のないことが確認されている

あたりを、医学と勘違いされないよう隔離しておければ良い。

合言葉は「万能の霊薬はないと知れ」「副作用なしには効果なし」。

 副作用なしには効果なし!
 正常細胞とがん細胞の違いは,わずかなものである。
 分子標的薬等の開発により,年々進歩してきているが,正常細胞にまったくダメージを与えずにがん細胞のみを死滅させるのは,現在の医学では,不可能である。
 「副作用がない」「副作用が少ない」は,死の商人の宣伝の常套句である。

ついでなので、「ニセではないが医療と勘違いすべきでない」ものも挙げておくことにする。

   1. 健康食品
          * 食品そのものはニセでないにせよ、「これさえ食べれば健康になれる」などというのは悪質と断じて良い
   2. サプリメント
          * 経口摂取に効果のあるものもないものも混在している
                o 特定保険用食品の指定なきものは効果なしと思うべき
                o なかには害のあるものすら混じっている場合があるので、医師に摂取を薦められたもの以外は避けた方が無難

 何万円もするキノコエキスを買うカネがあるなら,そのカネで,丹波産のマツタケ食ったほうが,なんぼか,からだにいいだろう。

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コメント

「代替医療のトリック」を読んで初めてホメオパシーというのを知りました。こんなトンデモ医学があるんですねぇ。
昨日朝日新聞にも否定的な記事が載りました。ところがインターネットではホメオパシーの学校やらレメディーの通販やら、効果があったという体験談が結構多くて本当にびっくりしました。
冷静に考えれば分かりそうなものを!私には???です。世の中、わらにもすがる人も結構いるんでしょうね。でも、反科学とも言える生活が時代の先端、なんて思っている人が案外いるのかも…。

>koharuさん

 わたしも最近まで,知りませんでした。
 効果があったというのは,プラセボか自然治癒です。いちばん多いのは,業者の捏造宣伝。

 ホメオパシーFAQ - Skepticism is beautiful
 http://d.hatena.ne.jp/lets_skeptic/20070501/p1

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