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2010年3月29日 (月)

【雑感】続・いろんなバイアス~早期に発見するほど生存年数が長くなるのはとうぜん~

 【雑感】いろんなバイアス~成功者の自伝は成功者にしか書けない~という記事を書いたが,まだまだ,バイアスはあった。

日経ビジネスオンラインの記事
「早期発見・早期治療でがんは治る」という医療保険の“神話”

 全文を読むためには,無料登録が必要である。

 この記事で,LEAD TIME BIAS,LENGTH BIAS,SELECTION BIASというのがあることを知った。
 そういう用語があると知ったということで,その意味するところは,以前より,感じていたことであるが。

 バイアスについて書かれた部分のみを引用する。

  「検診は死亡率を下げる効果がある」といった仮説を実証する場合、各種の偏り(BIAS)にも注意が必要です。たとえば、がん発生から死亡までを10年とすると、早期に発見するほど生存年数は長くなりますが、がん発生時点から見ると10年であることに変わりはありません。これを「LEAD TIME BIAS」と言います。

 集団検診受診グループと医療機関受診グループを比較して、後者の予後が悪いと言われます。しかし、前者は自覚症状がない人が受診するため、早期に発見する機会が後者より多いのは当然です。このBIASを取り除くためには、集団検診を受けたグループとまったく受けないグループを前向きに調査し比較する必要があります。

 また、同じ病気でも一人ひとり病気の進み具合は異なります。そのことによって生じる偏りが「LENGTH BIAS」です。集団検診を受けるのは、ゆっくり進行するタイプのがんを持っている人である確率が高く、早く進行する悪性度の高いがんを持った人は検診ではなく、医療機関を受診する傾向が高くなります。また、集団検診はそもそも、ごく一部の比較的健康に自信のある人を選択しているとの指摘もあります(「SELECTION BIAS」)。

 すでに病気を持った人は検診には向かわないでしょうし、病気の可能性があると思えば直接医療機関に行くでしょう。検診にまったく興味のない人や意義を見いだせない人など、多様な人々で地域は構成されています。多大な税金を投入して行う保健医療活動であれば、これらのBIASを避ける努力をし、科学的に根拠のある施策を講じる必要があります。

 早期に発見するほど生存年数が長くなるのはとうぜんである。
 だからといって,早期発見は無意味だから検診はむだとも,わたしは考えていない。

 見かけ上生存年数が長くなる分を差し引いても,早期発見により実質の生存年数が長くなることは期待できるのではないか。
 原発性マクログロブリン血症に気が付かないまま,血液どろどろ状態が進行すれば,心不全や脳溢血で死ぬおそれがある。その場合,死因は心不全や脳溢血と診断されるので,原発性マクログロブリン血症になっていたことはわからない。

 世の中,0か100かではない。100%ではないとしても,50%の効果があれば,効果ありと認めるべきではないか。

 今回,バイアスの用例として紹介したが,日経ビジネスオンラインの記事は,極論すぎる。

《たらばかにカレー》

P1010034
ご当地レトルトカレーの一種。
最近,なんでもカレーに入れる風潮があるが,カレーに入れてしまったら,素材自体の風味が損なわれると思うのだが。

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