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2009年8月 3日 (月)

【治療事例】著明な脾腫と血球減少を伴いリツキシマブ併用CHOP療法でcomplete responseが得られた原発性マクログロブリン血症

日本血液学会様ご提供の「臨床血液」ONLINEより。

 発行年2001年以降,キーワード「原発性マクログロブリン血症orリンパ形質」の検索結果から治療事例といえるものを独断で採択しました。

臨床血液
Vol. 50 (2009) , No. 1 pp.34-38   
著明な脾腫と血球減少を伴いリツキシマブ併用CHOP療法でcomplete responseが得られた原発性マクログロブリン血症
伊勢 美樹子1), 酒井 力1), 熊谷 匡也1)
1) 千葉県がんセンター腫瘍・血液内科
(受付 2008/05/14)
(受理 2008/08/21)
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症例は62歳男性。末梢血リンパ球増多と貧血,巨大脾腫にて当科を紹介された。末梢血と骨髄でリンパ形質細胞の増殖を認め,血清IgM 1,150 mg/dl, IgM-κ型M蛋白陽性であり,原発性マクログロブリン血症(WM)と診断した。sIL-2R 14,300 U/ml, β2MG 6.2 mg/lと高値であった。腫瘍量が多く進行も急速なため,aggressive lymphomaに準じてCHOP療法を開始したところ,3コースで貧血が改善し,IgM値が半減するなど,著効を認めた。4コース目からリツキシマブを併用して計8コース行い,骨髄中腫瘍細胞は消失し,脾臓は正常大となり,免疫固定法でもM蛋白が検出されなくなり,完全奏効(CR)が得られた。治療終了後1年が経過した現在もCRを維持している。WMに対しては,近年,各種薬剤の併用療法が試みられ治療成績が向上しているが,CRに至ることは少なく,貴重な症例である
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 全文は,医師免許取得の上,血液内科医になって,日本血液学会に入会すれば,すぐに読むことができます。

《私的感想》
 リツキシマブ併用CHOP療法は,略してR-CHOP療法ですね。
 IgM値は,そんなでもないけれど,他の数値が悪いようです。
 治癒は望めないといわれている原発性マクログロブリン血症でCRはうらやましいです。原発性マクログロブリン血症なのに,aggressive lymphomaの様態を示していたようです。純正な原発性マクログロブリン血症ではないような。「純正」の定義がわかりませんが。
 抗がん剤は活発な細胞を攻撃するので,元気ながん細胞には,よく効きます。つまり,aggressive lymphomaには,よく効きます。逆に,ひきこもりのがん細胞には効きにくいのです。相手はひきこもっているのだから,なかなか,影響を与えにくい。一般的にindolent lymphomaの様態を示す原発性マクログロブリン血症が,治癒がむずかしいとされる由縁です。

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