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2009年7月23日 (木)

【情報】全国地域がん登録を用いた原発性マクログロブリン血症の罹患率

《改訂記録》
2009/07/24(金)
再発・治療抵抗性の CD20 陽性多発性骨髄腫患者を対象とした IDEC-C2B8 単剤の多施設共同臨床第Ⅱ相試験の結果(PDF注意!)
のリンクミス修正。

--------------------------------

地域がん登録全国協議会様ご提供

 地域がん登録全国協議会は,サイトの記述や役員名簿から推測すると,がんセンター関連の団体らしいです。

ホーム>刊行物>Monograph>No. 14

報告Ⅴ: ポスター発表から
18.全国地域がん登録を用いた原発性マクログロブリン血症の罹患率
岩永 正子(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科原研内科),他

に全文PDFが掲示されています。

---------一部引用----------------------
観察期間内に13地域で登録された原発性マクログロブリン血症の総数は280例(男197、女83)であった。人口10万対年齢調整罹患率は、全体で0.053、男0.089、女0.028、罹患率の男女比は3.1であった。
---------さらに引用------------------
原発性マクログロブリン血症はリンパ系腫瘍の約1.5%程度を占める非常に稀な疾患である。類縁疾患である多発性骨髄腫は頻度が多いため多くの疫学研究が報告されており、発生頻度は黒人で多く、ついで白人、アジア人では低いという人種差も明らかとなっている。しかし、原発性マクログロブリン血症の疫学研究は極めて少なく、本格的な研究は2006年以降発表されている米国SEERのデータを用いた報告のみである。1992~2001年の
SEERデータを用いた報告によれば、2000 US標準人口で調整したICD-O-3 9761および9671の10万対年齢調整罹患率は0.27、0.35であり、多発性骨髄腫とは逆に黒人より白人が多いという事があきらかとなっている。しかし、アジア人については、黒人より多いのか少ないのかは言及されていない。今回の日本における罹患率(9761+9671)の0.053はSEERの白人・黒人の罹患率より極めて低く、さらにSEERで報告されているアジア系米国人0.1~0.3%よりも低く、真に日本で低いのか、十分な登録がなされていない事に起因するのか、さらなる検証が必要である。
-------------------------------
《私的感想》
 人口10万対年齢調整罹患率0.053というと,100万人に0.5人ですか?
 巷間言われている,100万に2,3人と比べると,ずいぶん少ない。USデータは,まさに100万人に2,3人ですね。
 単純に,「十分な登録がなされていない事に起因する」のだと思いますが。
 だから,どうなんだという話ですが。^^;

 つい先日まで,わたしは,原発性マクログロブリン血症は多発性骨髄腫の類似疾患と理解していたのですが,類似といっても,それほど似ていないんじゃないかという気がしてきました。
 「多発性骨髄腫とは逆に黒人より白人が多い」なんて,逆ですから,逆。
 IgMぼうやが,IgGにいさん,IgAねえさんと同じ家族と思っていたら,おまえとは血のつながりはないんだよ,うちらリツキサンなんて使わないしぃ~と言われた気分。他人の空似だったのか。

《追記》
 多発性骨髄腫患者さんの報告でリツキシマブを使ったというのを見たことがないので,上記のように書いたのだが,このような研究発表を見かけた。
 日本骨髄腫研究会の中のページである。

再発・治療抵抗性の CD20 陽性多発性骨髄腫患者を対象とした IDEC-C2B8 単剤の多施設共同臨床第Ⅱ相試験の結果(PDF注意!)

 IDEC-C2B8が,リツキシマブの本名なのだろうか?逆に,IDEC-C2B8が芸名?
 とはいえ,多発性骨髄腫ではCD20陰性が多いようなので,比率的にリツキシマブが使えない患者が多いのは確かである。

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MOTOGENさんの情報収集能力には驚かされています。「情報で命が救える」とMM患者の会で言われてますが、まさにその通りでこのブログに掲載されている病気の治療方法や研究の現状などの最新情報は極めて貴重なものとして利用させてもらっています。これからもよろしくお願いします。

MMの患者さんでもCD20が発現することがありますが、MMの特徴は遺伝子異常が多数併存し、かつ変異が変化することで、CD20だけをrituximabで狙い撃ちしても、他にもワルが一杯いるので、結果的にrituximabだけではドモナランということのようです。白血病やリンパ腫とは違って、MMではモノクロナール抗体薬というのは「日暮れて道遠し」という感じを持っています。 CD20だけを狙えばなんとかなるNHLとか、GleevecでPhiladelphia chromosomeだけを狙えばなんとかなるCMLがうらやましい(?) 尚、ご紹介の骨髄腫研究会のレポートは読んでいません。横文字しか読まないという変な癖がありますので。

>CD20だけを狙えばなんとかなるNHL

私は、その様なNHLを一つも知りません。
文章からは、すべてのNHLが対象に聞こえますが、もし一つでもあるなら具体的に教えてください。

プロテアソームだけを狙えば何とかなるMMと言われたのと同様な気がしますがいかがでしょう。

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