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2008年8月 4日 (月)

カブトムシのパワーでガン消滅!?

 8月3日放送,朝日放送系の「近未来予測テレビ ジキル&ハイド」という番組を見ていたら,骨髄腫に効果的ながん治療がとりあげられていた。
 「骨髄腫」をとりあげたのが珍しかったので,紹介する。
 「近未来予測テレビ」なので,実現は近未来のことである。「予測」なので,はずれるかもしれない。

 骨髄腫治療に使うのは,カブトムシの幼虫のしぼり汁。^^;

 番組サイトに,概要が出ている。
http://asahi.co.jp/kinmirai/hoso/0803.html
 リンク切れに備えて,「カブトムシのパワーでガン消滅!?」の部分を引用する。

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カブトムシのパワーでガン消滅!?

地球上の生物の70%を占める昆虫。
4億年もの長い間、地球環境の変化に適応して生き延びてきた昆虫の能力に今、大きな注目が集まっている。そこには人類を病から救うミラクルパワーが秘められているのだ。

<医療の現場で実際に利用されている昆虫パワー>
「痛くない注射針」 … 蚊に刺されても痛くないことをヒントに発明された注射針。
「汚れ・細菌測定器」… ホタルの発光システムを利用して、医療器具などに残された血液などの
            汚れや細菌を測定する機械。
「マゴットセラピー」… 無菌繁殖した、医療用のハエの幼虫を壊死した組織に置き、患部の腐敗物を
            食べさせ、なおかつ組織を再生する治療法。
<新たな昆虫パワーを見出した博士がいる!>
農業生物資源研究所・山川稔博士。
博士が注目したのはカブトムシの幼虫。
雑菌に囲まれた腐葉土で育つカブトムシの幼虫は、細菌を殺す抗菌性のタンパク質を持つことが分かった。この強い生体防御反応をもたらすタンパク質を、「カブトムシ・ディフェンシン」と命名し、様々な病の治療に役立てるべく研究中。

<カブトムシパワーの最先端研究>
山川博士の研究所ではさらなるカブトムシパワーの可能性を見出した。
それが「血液系のガン細胞」を消滅させること!
その研究の中心となっているのが、岩崎崇研究員。
研究によると、カブトムシ・ディフェンシンは骨髄腫に対して効果が見られたという。
しかも、ガン細胞以外の正常な細胞には影響がなく、副作用が無いと考えられる。
現在、人間の治療用としての実現を目指し、さらなる研究を進めている。

更に、カブトムシ・ディフェンシンは、院内感染を引き起こす病原菌「MRSA」に対しても効果を発揮しているという。
従来の抗生物質に変わる画期的な治療薬として期待が高まっている。
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 以下は,放送されたが,上記概要にはない情報のおぼえがきです。

 スタジオには,上記の農業生物資源研究所の山川 稔博士と岩崎崇研究員(25歳)が出演した。
 抗がん剤とカブトムシ・ディフェンシンの比較実験の映像が紹介された。従来の抗がん剤では,骨髄腫細胞破壊まで5時間かかり健康な細胞まで攻撃されてしまう。一方,カブトムシ・ディフェンシンでは20分で骨髄腫の細胞を破壊した。しかも,通常の細胞には影響なし。
 カブトムシ・ディフェンシンの実用化は15~20年後というのが,岩崎研究員の予想。
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 比較実験に使った抗がん剤の薬名は不明。薬名を出しても,骨髄腫患者にしかわからないから,明記しなかったのだろう。
 がん業界?の中では,血液がんはみそっかす扱いで,がん=臓器がんの場合が多いが,骨髄腫がメインターゲットの研究は珍しい。
 いろんな病気を対象に研究したところ,たまたま,骨髄腫に効果があったというところであろうが。

 興味のある方は,

農業生物資源研究所 カブトムシ・ディフェンシン 骨髄腫

で検索してみてください。
 すでに,特許申請済みらしい。
 「近未来予測テレビ」で放送された実験映像は,試験管の中での実験かと思いきや,マウス実験も済んでいるらしい。

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コメント

カブトムシディフェンシン面白いですね。ただ一つちょっと気になるのは、「がん業界では血液がんはみそっかす」というところです。これはMM gurusと呼ばれるアメリカの高名なMM専門医(複数)のご意見ですが、「血液がんの研究、特にMMの研究は全てのがん研究の基礎になる」と言われています。現にVelcadeは乳がんや肺がんにも機序すると言うレポートがあります。MMの研究には若くて優秀な科学者プラス研究費も集まると言われています。(素直に信じるかどうかは別にして)がんと遺伝子異常の関係の理解が深まるにつれて、遺伝子異常を標的にするmolecular target drugsを開発となると、血液がんは格好の教材かもしれませんね。妻がお世話になっているteaching hospital(大学病院)では、この春から「外来腫瘍処置室」というセクションが発足して、外来での抗がん剤の処置は、それが乳がんや肺がんのような固形がんであっても、血液腫瘍内科の先生がその任に当たられています。先生はますます忙しくなるとボヤイテおられますが、それだけ血液腫瘍内科のステータスが高くなり、血液がんが注目されていると解釈しています。

>a_su_ordenさん

 「血液がんはみそっかす」は,日本での印象です。
 本屋に行っても,がん関係の書籍で血液がんで取り上げられているのは白血病くらい。
 がん関係のWebサイトのメニューでも,血液がんはシカトされていたり,隅っこに追いやられていたり。

>妻がお世話になっているteaching hospital(大学病院)では、この春から「外来腫瘍処置室」というセクションが発足して、外来での抗がん剤の処置は、それが乳がんや肺がんのような固形がんであっても、血液腫瘍内科の先生がその任に当たられています。先生はますます忙しくなるとボヤイテおられますが、それだけ血液腫瘍内科のステータスが高くなり、血液がんが注目されていると解釈しています

 それが自然な職務分掌だと思います。
 「現在のガン治療の功罪~抗ガン剤治療と免疫治療」を読んで,固形がんの場合は外科医が抗がん剤を処方するケースが多いと知り,意外でした。

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