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2008年7月 1日 (火)

血液検査値考

 わたしが病院でもらう検査値表において,白血球数は,4400,4800というように,十の位,一の位がゼロになっている。有効数字(*1)が,ふた桁ということである。
 この場合,正確な表記形式は「44×10^2」となるのだが,自乗やべき乗を知らないひとが見ると,逆にわからなくなるので,いまのままでよい。
 しかし,IgMは,なぜか,3295というように,4桁出てくる。有効数字が4桁もあるのだろうか。
 違うと思う。
 病院でもらう検査値表では,IgMの正常範囲は35-220となっている。
 正常人で,仮にIgM=95なら検査値の有効数字はふた桁である。
 病気のために,検査値がオーバー1000という異常値となり,見掛け有効数字4桁になっているが,実効値としては,正常人同様にふた桁で見るのが妥当だろう。

 というわけで,わたしは,IgM検査値を,有効数字ふた桁で読んでいる。
 休薬後のわたしのIgM推移は2507→3218→3632→3295だが,有効数字ふた桁表記で書くと,25×10^2→32×10^2→36×10^2→32×10^2である。
 (×10^2)を省略して,25→32→36→32と書いてしまうと,そんなに,大きく変動していない気がするから不思議である。
 変動幅は,28%増→12%増→10%減であり,変動に対する自己評価は,悪化→やや悪化→やや改善である。
 休薬したのだから,25→32の28%増は,予想していた。次に32→36の12%増となり,さらに次には40越えで服薬再開を覚悟していたが,なぜか36→32と10%減となり,執行猶予期間が延長された。
 なお,わたしは10%未満の数値変動の場合には,「現状維持」としている。
 オーバー1000の検査値において,十の位の変動まで気にする患者が多いようであるが,そこまで神経質にならなくてもよいような気がする。100→110なら10%増であるが,1000→1010なら1%増に過ぎない。
 時系列で検査値を比較するなら,数値の差ではなく,数値の比で見たほうがよい。

 さらに,検査値には誤差がある。

 検査表は,単にIgM=3295ではなく,IgM=3295±300,あるいは,IgM=3295±10%のように表記してほしいものだが,測定誤差自体が明らかになっていないのだろう。

 誤差の要因として,わたしが思いついたものを挙げてみる。すべて,わたしの想像にすぎない。
 実は,本記事を書くに先立って,血液検査の精度,誤差について,どこかの医療機関のサイトで説明してないかWeb検索してみたのだが,ついぞ,見当たらなかった。ご存知のかたがいらっしゃったら,教えて君。

(1)測定器自体が持つ誤差
 森羅万象神社仏閣,この世のすべての測定器には,誤差がある。IgM=3295といっても,誤差が±1000なら,IgM=2295~4295となる。患者にとっては,2295と4295では大違いである。まぁ,いくらなんでも,そんなに大きな誤差はないだろうから,安心していいが。
 業務用はかりなどの測定器については,定期的に「較正」という作業を行い,測定誤差が規定値を超えることのないようにするのだが,血液検査の測定器については,どうなっているのかは,わたしは知らない。
(2)測定器間の誤差の違い
 継続的に同じ測定器を使えば,時系列比較において誤差は相殺されるという考え方もできるが,同じ検査機関で検査したからといって,同じ測定器を使うとは限らない。
(3)患者の体調の違い
 時系列比較における誤差要因としては,これが,いちばん,大きいのではないか。
 細菌に感染すると,白血球が増える。
 たっぷりと水分補給しているときと,のどがからからという状態では,かなり血液濃度が違うのではないか。
 検査の前に,充分水分補給しておくと,IgMが低めに出るのではともくろんでいるが,仮にそうだとしても,現在L判定の赤血球やアルブミンまでもが低めに出てしまうのだった。
 残念!

(*1)有効数字
 「「有効数字」という概念になじみがないかたは,Wikipedia参照」と書いてから,自分でWikipediaを読んでみたのだが,現在の解説記事では,ある程度数学の素養がないと,理解できないでしょうね。

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コメント

MOTOGENさん発想法はユニークでいつも面白く拝見させてもらってます。病気についての独自の切り口での話しは、本来深刻な状態であっても、さらっと受け流すことを可能にするような発想法だと思います。病気に対する視点、受け止め方は色々あり、それぞれ大いに参考にさせてもらいたいと思います。

おじゃまします。
測定器の誤差について
血液検査の測定誤差については、実用上気にしてないので、詳しくないのですが、検査機器の誤差は、「検査値の誤差許容限界の半分以下」というのを見たような気がします。
計算上、IgMなら±5%以下、Hgbなら±2.5%以下となりますが、製造メーカーとしては、余裕をみて設計するので誤差はもっと少ないでしょう。また、±5%だからと言って、30では±1.5mg、200では±10mg、と成る測定器を作るのは、一般的にはかえって難しいと思われるので、誤差は、5000位?までは、基準値下限の時と同一で、±1mg以下ではないかと思います。
従って測定器の誤差については、無視してよいのではないでしょうか。(固体内生理的変動幅--これは誤差とは言わないと思いますが--等の方が桁違いに大きい)
検査値を前回差(比)で比べて、上がった、下がったと、考えようとすると、誤差と言う言葉の意味を知っている人は、誤差も気になってしまいますが、一定値に達するまで重要なのは、トレンドではないかと考えています。
マクログロブリン血症の患者さんは、どうしてもIgMを気にしてしまいますよね。でも、私の場合は、検査値に回帰直線を当てはめて(トレンドを)見ると、治療開始の5000に達するのは、45年8ヵ月後(r=0.85) に成るので(^_^;)、最近は、IgMはどうでも良いですよ~~と思っています。
MOTOGENさんの検査値のトレンドを見ていると、もしかすると、Hgbの方が重要かもしれないという気がしてきますが、いかがでしょう。

 いらっしゃいませ~。粗茶ですが,どぞ。( ^^) _旦~~

 確かに,Hgbは下がりつつありますね。なんとか,10台をキープしてほしいものです。

 回帰分析ですか。
 統計はくわしくないのですが,信頼性の高い分析には,かなりサンプル数が必要ではないでしょうか。
 8週間毎の測定だと,100年分くらい用意する必要があるか?smile

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