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2008年6月の3件の記事

2008年6月21日 (土)

診察の待ち時間のすごしかた

 よく,「時間を潰す」と言うひとがいるが,信じられない。
 潰すくらいなら,売ってほしい。
 1時間時間を潰すと言うことは,寿命が1時間短くなるのと等価である。わたしの余命は,あと100年。(T_T)むだにできる時間などないのだ。
 なんにもしないでボーッとする時間もたいせつであるが,それは,むだな時間ではない。けっして時間を潰しているすわけではなく,充実した時間である。
 わたし自身もボーッとしていることが多いが,いつボーッするかは,自分で決めたい。
 定期診察のときは,1時間~1.5時間くらい待たされているが,診察時間は5分間くらいである。総合病院では,ふつうの待ち時間ではないだろうか。時間を潰しているわけではないので,待ち時間は苦にならない。
 わたしは診察の待ち時間には,たいていノートパソコンを使って,本業の研究をしている。
 疲れると,PCにとりこんだ洋画を見ている。とうぜん,音声はオフにしている。洋画には字幕が出るので,音声が聞こえなくても,ほとんどの局面でストーリーはわかるのだ。
 イヤホンをすると,急に看護師に呼ばれても聞こえないので,不都合である。
 わたしの通院している病院は,診察の順番が近くなると,電光掲示板に整理番号が掲示される方式で,ときどきは,電光掲示板を見る必要がある。先日は,研究に没頭してしまい,電光掲示板をしばらく見なかったら,いつもより待ち時間が短かったようで,いきなり,看護師に呼ばれてしまった。^^;

2008年6月11日 (水)

免疫異常を正常化する

 以前に,「雑感」カテゴリに「免疫力???」というタイトルで,こう書いた。

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 よく,「がんにならないために,免疫力を高めよう」などという言い回しを聞く。
 一方,花粉症は,免疫力が強すぎておきるそうだ。

 どっちやねん。

 花粉症歴30年で,かつ,血液がんのわたしに,説明してほしい。
 たぶん,同じことばでも,意味が違うということなのだろうが。
 お受験の「勉強」と値引きの「勉強」のように。
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 最近になって,やっと,わかった。
 単に,「免疫力を高める」という表現が,日本語としてあやまりなだけであった。

 あるサイトに,こうあった。
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注:「免疫力を高める」には、①免疫バランスを整える。②免疫力を上げる。の二通りがあります。
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 まったく意味の異なる①と②に,同じ用語を使うから,わけわからん状態になるのだ。
 「免疫力を高める」=「免疫力を上げる」であるから,「免疫力を高める」を①の意味で使ってはいけない。
 免疫力が高すぎるから花粉症になるのに,さらに免疫力を上げてどうする!となってしまうのだ。

 お受験の「勉強」と値引きの「勉強」は,前後の文章でどちらの意味か判断できる。
 「タカシ,遊んでばかりいないで勉強しなさい!」
 「おっちゃん,勉強してぇや」
 まちがえようがない。

 今後は「免疫力を高める」→「免疫バランスを整える」と日日翻訳がいるようだ。難儀な時代である。

 原発性マクログロブリン血症は,特定の免疫グロブリンIgMのみを大量生産し,IgGやIgAといった他の免疫グロブリンの製造はさぼるという病気である。そのうえ,大量生産したIgMのほとんどは粗悪品で,免疫には役立たない。
 (*症状の出方には,個人差があります)

 わたしは花粉症で,計ったことはないが,たぶん,IgEも高すぎるのだと思う。
 免疫異常である。
 わたしが「免疫抑制剤」シクロホスファミド(エンドキサン)を服用したのは昨年の7月~10月であったが,春先に服用したなら,花粉症が軽くなったかもしれない。
 しかし,残念ながら「免疫抑制剤」は,免疫バランスを整えてはくれないのだ。大量粗悪IgMを下げるのとひきかえに,正常値であった白血球まで,下限値以下に下がってしまった。
 文字通り,「免疫抑制剤」である。
 (*個人の体験談であり,副作用には個人差があります)

 免疫バランスが悪い状態のまま,免疫力を一律に上げても下げても,バランスは悪いままなのである。
 これから「免疫バランスを整える」方法がないか,探してみようと思う。

 「免疫力を高める」のグーグル検索結果のはじめのほうは,例によって,健康食品業者が作成したページばかりであった。ノイズの中から,有益な情報を探し出すのには,時間がかかりそうである。
 これから,「免疫バランスを整える」方法はないか,じっくり探してみる。
 いまのところ,健康体操的なものをイメージしている。
 安価で効果のある健康食品があれば,それに越したことはないのだが,効果があるかないかわからないのに,通常の健康食品は高すぎる。

 なにか,免疫バランスを整えるいい方法があれば,ご教授いただきたい。
 ただし,条件がある。
(1)短時間でできること。
 朝から晩まで,○○の神に祈りをささげなさい。さすれば,完治するでしょう。と言われても,働かないと生活できなくなる。
(2)短期間で結果が出て評価できること
 石の上にも三年というが,三年やっても効果がなかったら,三年間むだにしたことになる。
 できれば1ヶ月,長くても3ヶ月で,有効無効の判定をできるようにしたい。
 効果としては,わずかでもいい。わずかな効果でも実感できれば,続けようという気になる。
(3)高額投資しないでも効果判定ができること
 有効とわかっていれば,高額投資もできるが,有効無効の判定ができる前には高額投資はできない。

2008年6月 5日 (木)

ボルテゾミブ、デキサメサゾンとリツキシマブによるワルデンストロームマクログロブリン血症の一次治療

 本記事は,2008 ASCO Annual MeetingにおけるWMに関する論文のAbstractです。
 匿名希望さんに翻訳していただきました。
 匿名希望さん,ありがとうございました。

 原文のurlは,
http://www.abstract.asco.org/AbstView_55_32400.html

ですが,リンク切れに備えて,訳文のあとに原文も転載しておきます。
 さすが,アメリカ,WMのような奇病も研究しているのですね。
---------訳文---------------------------------
2008.05.30

Primary therapy of Waldemstrom's macroglobulinemia with bortezomib, dexamethasone and rituximab: Results of WWCTG clinical trial 05-180
Sub-category : Multiple Myeloma
Category :  Lymphoma and Plasma Cell Disorders
Meeting :     2008 ASCO Annual Meeting
Abstract No.  8519
Citation :     J Clin Oncol 26: 2008 (May 20 suppl; abstr 8519)
Author(s):   S.P.Treon, L.Loakimidis, J.D.Soumerai, C.J.Patterson, Z.R.Hunter, A.Feiner, J.Mattern, A.Bimer, A.Boral, I.M.Ghobrial

ボルテゾミブ、デキサメサゾンとリツキシマブによるワルデンストロームマクログロブリン血症の一次治療

リツキシマブとボルテゾミブはそれぞれWMで機序し、40-50%の質の高い奏効率を記録しますが、完全寛解(CR)を達成することはありません。 これらの薬を同時に使う、またステロイドを使うことでの相乗作用は、前臨床試験で認められてきました。 それに従って、WMの患者さんでのボルテゾミブ、デキサメサゾンとリツキシマブ並剤の作用機序を調べました。 意図された治療法は、ボルテゾミブを静注で1.3mg/㎡とデキサメサゾン40mgを静注で1、4、8と11日目に、それとリツキシマブを11日目に375mg/㎡から構成され、それが1サイクルとなりました。 患者さんは、連続して4サイクル使用し、3ヶ月間休薬、それに、それぞれ3ヶ月間の休薬を挟みながらさらに4サイクル使いました。 23人の患者さんが参加され、全員で毒性と奏効の評価が可能です。 中央値7サイクル(幅3-8)サイクルの治療後では、血清IgMレベルの中央値は4,830(幅458-9,550mg/L)から1,150(幅18-4,930mg/dL) に減少しました。 またヘマトクリットの中央値は、29.8(幅19.5-50.5%)から38.2(幅28-47.8%)に上昇しました。 質の高い(IgMの減少が≧50%)奏効と全奏効率は、(それぞれ)78%と96%であり、CR/nCRは4人、PRは14人、それにマイナーな奏効(IgMの減少が≧25%)が4人でした。 奏効は早くて、中央値1.1ヶ月(幅0.3-11.7)で起こりました。 中央値14.7ヶ月(幅3.3-25.2)のフォローアップでは、23人中20人では病気が進行していません。 末梢神経障害が最も共通した毒性であり、16人で起こり(グレード2が9人、グレード3が7人)、中央値6.3ヶ月では16人中12人は≦グレード1で落ち着きました。 プロトコールが原因と考えられる他のグレード≧3の毒性には、不整脈(1人)、低血圧(1人)、好中球減少症(1人)、肺炎(1人)、敗血症(1人)、それに血小板減少症(2人)がありました。 試験に参加された最初の7人の患者さんの中の4人は、帯状疱疹を発症されて、valcyclovir(訳者注:薬品名)での予防が効果をもたらしました。 この試験の結果は、BDR(訳者注:bortezomib/dexamesathone/rituximab)は、WMの患者さんで、高率の奏効率を記録し、それにはCRも含まれるということを示しています。 この試験で使われた週2回というスケジュールでのボルテゾミブ投与からの末梢神経障害が最も共通した毒性でしたが、回復可能なものです。 並剤療法でボルテゾミブを週1回1.6mg/㎡使うという試験が、自分たちの施設のWMの患者さんで行われています。

-------原文-----------------------------------
Primary therapy of Waldenstrom's macroglobulinemia with bortezomib, dexamethasone and rituximab: Results of WMCTG clinical trial 05-180.
Sub-category: Multiple Myeloma
Category: Lymphoma and Plasma Cell Disorders
Meeting: 2008 ASCO Annual Meeting



Abstract No: 8519
Citation: J Clin Oncol 26: 2008 (May 20 suppl; abstr 8519)
Author(s): S. P. Treon, L. Ioakimidis, J. D. Soumerai, C. J. Patterson, Z. R. Hunter, A. Feiner, J. Mattern, A. Birner, A. Boral, I. M. Ghobrial
Abstract: Rituximab and bortezomib are each active in Waldenstrom's macroglobulinemia (WM) producing major response rates of 40- 50%, but no complete responses (CR). Synergistic activity for these agents together, and with steroids has been shown in preclinical studies. As such, we examined the activity of combined bortezomib, dexamethasone, and rituximab in patients with WM. Intended therapy consisted of IV bortezomib at 1.3 mg/m2 and IV dexamethasone 40 mg on days 1, 4, 8, and 11, and Rituximab at 375 mg/m2 on day 11 which constituted one cycle of therapy. Patients received 4 consecutive cycles, followed by a 3 month pause, and then 4 more cycles, each given 3 months apart. Twenty-three patients were enrolled and are all evaluable for toxicity and response. Following a median of 7 (range 3-8) cycles of therapy, median serum IgM levels declined from 4,830 (range 458-9,550 mg/dL) to 1,150 (range 18-4,930 mg/dL) (p=7.7x10- 6), and median hematocrit rose from 29.8 (range 19.5-50.5%) to 38.2 (range 28-47.8%) (p=8.8 x 10-5). The major (>50% decrease in IgM) and overall response rates were 78% and 96% with 4 CR/nCR; 14 PR, and 4 minor (>25% decrease in IgM) responses. Responses were prompt, and occurred at a median of 1.1 (range 0.3-11.7) months. With a median follow-up of 14.7 (range 3.3-25.2) months, 20/23 patients remain free of disease progression. Peripheral neuropathy was the most common toxicity and occurred in 16 patients (grade 2, n=9; grade 3, n=7), and resolved < grade 1 in 12/16 patients at a median of 6.3 months. Other grade > 3 toxicities attributed to protocol therapy included arrhythmia (n=1); hypotension (n=1); neutropenia (n=1); pneumonia (n=1), sepsis (n=1) and thrombocytopenia (n=2). Four of the first 7 patients on study developed herpes zoster while on treatment, resulting in the implementation of valcyclovir prophylaxis with good effect. The results of this study demonstrate that BDR produces high response rates including complete remissions in patients with WM. Reversible peripheral neuropathy is the most common toxicity observed on the twice a week schedule of bortezomib employed in this study. Ongoing efforts utilizing once a week bortezomib (at 1.6 mg/m2) in combination therapy are being explored at our institution in patients with WM.

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