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2007年12月26日 (水)

標準的治療法が確立されていなくてよかった

 診断時に,この病気は標準的治療法が確立されていないと言われた。これを,わたしは,ネガティブな意味にとらえていた。
 いまは,むしろ,標準的治療法が確立されていなくてよかったと感じている。
 オーダーメード治療を受けられるからである。
 標準的治療法といえばきこえがいいが,画一医療と,どこが違うのだろう。

#画一医療とは,各患者毎の個人差を考慮せず,マニュアルに従って機械的に治療をおこなうことである。

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雑感」カテゴリの記事

コメント

おじゃまします。
また半年しか経っていないのに良く勉強されていますね。
標準(的)療法は私と若干意見が違うような気がします。
標準療法と言う言葉自体が必ずしも標準的でなく、例えば、胃がん学会で標準療法を策定しようとした時、会員から療法を限定するのはおかしいとの意見が出され、ガイドラインと言う名にしています。今では、肺・乳・肝・大腸がんおよび造血器等もガイドラインと言っています。また、ガイドラインは標準療法と言っている所も有れば、最適療法と言う所もあり、ガイドライン以外の療法も可能だ(が、インフォームド コンセントが必要)と言っている所もあります。
更に、胃がん・乳がんでは、100種類位の療法が書かれています。以上から、WM以外は標準療法があるとか、標準療法は、マニュアルに従う画一的療法である・オーダーメイドではないとかは、一概に言えないと思います。
WMに標準療法がないのは、研究が疎か・遅れているとかでなく、次々と新療法が出る中、患者数が少ない上、症状が様々で同一症例が少なく、更に生命予後が長いため、比較試験(第三相臨床試験)が出来ない為と考えられます。従って、療法の大まかな使い分けはあるものの、やって見なければ分からないと言う所も多々あり、オーダーメイドへの道筋は容易ではありません。(他のがんでも似た様なものですが)
しかし、ネガティブに考える必要はなく、特に、MOTOGENさんの症状からすると、どの療法でも相当いけそうだということで良いのではないかと思います。

オーダーメード(taylor made)の治療はMMの論文でも盛んに取り上げられていますが、言葉が先行して実が伴っていないというのが現実です。 WMもそうだと思いますが、MMは、なにしろ発症する原因が分らないので、分子標的療法(molecular target therapy)と称して、目に見えるがん細胞表面の分子(抗原 antigen)というタンパクを標的にする薬の開発が試みられています。NHLでのRituxanとかCMLでのGleevecは実績がありますが、MMですと標的となる抗原が多すぎて、全てをカバーする薬はないので、MMでの分子標的薬はまだまだ先のことだと思います。 事情はWMでも同じだと思いますが、むしろものになりそうなのは、がん細胞の増殖を押さえアポトーシスを誘発するための信号経路(signalling pathway)の遮断が盛んに研究されています。(素人の自分にはなかなか理解が難しいものですが) がん細胞を直接殺すのではなくて、がん細胞が住みずらくなる・住めなくなるような環境整備をしようという考えです。 たとえがん細胞が残っていても、増殖できない環境を整備できれば、慢性病として押さえつけて、天命をまっとうできるかもという可能性が取り上げられています。
EBM (Evidence Based Medicine)という言葉が使われますが、なんといっても治療法はエビデンスに裏付けられていることが肝要です。 そうでなければ、それは臨床試験(clinical trial)です。 標準療法(standard therapy)とは、即ちエビデンスに裏付けられたものであり、その有効性(efficacy)が広く認められているということです。 WMでは標準療法が確立されていないようですが、過去に発表されているデータを丹念にひらって、方向性を見定めるというのが、医師に求められる責務ではないでしょうか。 血液医(hematology doc)は、24/7(一晩中といった意味で使われます)too busyですから、そこまで期待するのは酷でしょうが、患者さんのご努力も必要ですね。

なんだか自分でも何を言いたいのかよく分からない文章になってしまいましたが、ちょっとオーダーメードが気になったもので。 お気に触ったらご免なさい。

>MOTOGENさん

僕も標準的療法が確立されてなくて良かったと思ってます。
こないだ書こうと思ったら反論が二つも来てしまいましたね、残念っ、
結局は原因が判っていないという事でしょっ、
先日も医者に、慢性的抗原刺激が慢性免疫疾患の原因だって人もいるし、僕は腸管免疫の研究が進めば直せる筈だと言うと、でも黄色葡萄状球菌が原因だとは思えないと言われてしまいましたが、でも、何か原因がある筈でしょっと食い下がってみました。
少なくとも今回はIgMこそ下がってはいませんでしたが、IgGの値は低いながら上がっていたので経過観察続行と無罪放免になりましたし、僕の摂り続けているラクトフェリンだってまんざら捨てたものではないと言う事です。
お医者様は患者の発言に過剰反応示されますけど、結局は血液学の問題ではなく免疫学の問題だから厄介だという事につきるみたいです。
まぁ、僕は一度フォストファミドは取りたくないと言って医者の機嫌をそこねてしまいましたが、今回IgGが上がった事で挽回しました、お互い期待はせず、希望を持ち続けて進みましょう。

狂四郎さんから『残念』と言われて、私も『残念』です。(笑い)
標準治療は、英語では一般的にはstandard therapyが使われますが、conventional therapyとかtraditional therapyというのもあります。 conventionalやtraditionalだと少し抵抗感が少ないかも?
言葉の定義は難しいもので、taylor madeというと、背広の誂えを想像してしまいます。各人各様のイメージを持ちますので、英語では余り使わず、personalised therapyとかrisk-adopted therapyというような使い方がされるようです。(自分的には、risk-adoptedが気に入っています) これまでの化学療法は、奏功するかどうかも分らないままに、闇雲に抗がん剤を使い、奏功しないばかりか、副作用に悩まされ、高い治療費を取られることもままありました。 ここ2~3年の間に進歩した遺伝子解析のお陰で、prognostic factors(予後因子)が明らかになってきました。診断後の遺伝子解析などで、その患者さんにはどのような治療が奏功しそうで、どれは奏功が期待しがたいということが、ある程度分るようになりだしました。 ですから、『標準療法』であれ、『オーダーメード』であっても、まるで別物ではなくて、オーダーメードも、標準療法のvariationだとお考えになられたら如何でしょうか。 オーダーメードであっても、使うのは、承認されている薬と治療法であり、臨床試験以外では、承認されていない薬とか、エビデンスのない治療法を先生が採用されるとは考えられません。
標準療法は、マニュアルに従って、機械的に画一的に治療云々は大きな誤解です。 ご両人はまだ治療をなさっていないと思いますが、臨床では、患者さんの奏功状態を見ながら、薬の量を調整したり、投与するスケジュールの調整、時には休薬とか別の薬を追加して使うとか、先生は適宜対応しておられます。 
話は変わりますが、WMではrituximab(Rituxan)を使いますね。 NHLですが、rituximabと一緒にbortezomib(Velcade)を使ったら、rituximabが非常に良く機序したという報告がありました。bortezomibはMM以外にlung cancerにも奏功するような話もあり、plasma cell malignanciesのWMとしては、bortezomibも一応気にされておいた方が良いのではとも思います。
英語の文献しか読んでいませんが、情報の新しさには少しですが自信があります。
なにしろ9年半も家内の介護をしていますので、門前の小僧的でもあります。 お邪魔しました。

MOTOGENさん済みません勝手に使わせて頂いて。

>a_su_ordenさん、

【残念】には深い意味はございませんのでどうぞお気になさらないで下さい。

いや、逆にあのアポートシスのあたりすごく参考になります。
僕も腸管免疫にはかなり期待しているので、僕には間に合わなくても、あの分野は加速度的に進歩しているので、クラススイッチの機能を治せる時代も来ると医者と話していたばかりです、いかんせん人間のライフスパンは左程長くないのが欠点ですが。

僕がMOTOGENさんに賛同したのは、
未だ原因が判っていないと言う観点から、医者と患者の得られる情報は似たようなものであり、患者が参画する余地が残されているという点です、何せ医者はたとえば僕みたいに無症状でIgM値だけが高いってのが実感出来ない訳ですから、蓄膿になれば、WMのせいだ、風邪を引けばWMのせいだと思い込み勝ちなのが危険であると言う事なのです。

又英語の情報も実に嬉しいです、何せ僕はオーストラリア在住の上、医者がオーストラリア人ですので、例えば。「抗原に対する慢性的刺激がクラススイッチの故障を引き起こす事も考えられる」って言うだけで苦労しますもので。
そう言えば医者が最近比較試験が出来るようになったから、来年会う時はその結果を報告出来るかも知れないとか言ってましたが、ギリシャの学会の収穫は只ひとつ、バイアグラが癌細胞を殺すのに効くらしいってのだけですので、期待しないで待っております。

奥様のご看病9年間もされているとの事、お察しいたします、どうぞお大事になさって下さい。

>kaitjn8さん,a_su_ordenさん,

 梅沢医師のブログ”現在のガン治療の功罪~抗ガン剤治療と免疫治療”で,患者ひとりひとりの違いを考慮することなく既定量の抗がん剤を投与されてへろへろになっている患者さんの話を読むにつれ,標準治療は,やだなぁ~と感じました。
 ことばの意味は,使うひとによって違ってとうぜんだと思います。JISやISOで規定されているなら別ですが。

>狂四郎さん

|僕も標準的療法が確立されてなくて良かったと思ってます。
|こないだ書こうと思ったら反論が二つも来てしまいましたね、残念っ、

 まぁ,もともと意見ではなく,「雑感」カテゴリーに自分の感想を書いただけなので,反論ということにはならないと思います。
 告知時に,症例が少なく標準的療法が確立されてないときいたときは,「えー,試行錯誤かよっ!」と思ったのですが,患者はひとりひとり違うので,すべての治療は試行錯誤ですわな。

|まぁ、僕は一度フォストファミドは取りたくないと言って医者の機嫌をそこねてしまいましたが、今回IgGが上がった事で挽回しました、お互い期待はせず、希望を持ち続けて進みましょう。

 無治療継続,おめでとうございます。
 狂四郎さんの場合,採血から診察までに1ヶ月以上かかるようですが,そちらでは,それがふつうなんですかね。

 って,ちょうど,狂四郎さんのブログにコメントしようとしていたところでした。^^;
 せっかくなので,あちらにもコメントしますね。

 では,みなさま,よいお年を。(^^)/~~~
 帰省しますが,病気のことは親には黙ってようと思います。迷ってたんですが,無症状,無治療なのに「がん」なんて言うと,よけいな心配をかけそう。

MOTOGENさん
これはアメリカの仲間の言葉で、正確な英語の表現は忘れましたが、”MMの治療は、所詮は、臨床試験の連続である”というのがありました。 標準療法とはいいながらも、レジメンは沢山ありすぎて、妻の長い治療暦を考えても、うまいこといいよるなあ、というのが感想でした。 では良い春をお迎えください。

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