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2007年11月の16件の記事

2007年11月27日 (火)

☆新免疫療法

1.ネット調査
(1)オリエント三鷹クリニック
http://www.orient-ct.ne.jp/
 もちろん,よいことしか書かれていない。

(2)がん治療情報-wikiデータベース
http://cancer.jpn.org/
 ここでは,自律神経免疫療法は,「似非療法」に分類されている。別分類に「代替療法」があるにもかかわらず。
 またまた,結論が出てしまった。

 一部引用してみる。
--------------------------------------
八木田旭邦元教授が近畿大学の教授だった頃、近畿大学腫瘍免疫等研究所の新免疫療法の紹介(2004/2/17)や新免疫療法(NITC)がガンを攻撃する仕組み(2004/2/3)では、一般的にがんの治療効果に使われる指標「奏効率」を用いて、あたかも凄い治療効果があるかのように書かれていた。

しかし、日本TV系「WAKE UP」の特集「なぜ遅れる…日本のがん治療」(2004/1/10)や日本がん患者団体協議会の医師告発によると、日本癌治療学会の調査の結果、水増しによる虚偽データであることが明らかとなった。元教授の経営するクリニックに以前努めていた梅沢充医師等によると、画像での判定が必要なのに参考程度にしかならない腫瘍マーカーのみで判定していたり、腫瘍断面積が半分以下になることをPRと呼ぶのに10%~20%減でもPR判定するなど、大幅な水増しがあり、実際の奏効率は1~2%程度とのこと。さらに、抗がん剤等を使用している患者もいるため、純粋な新免疫療法の治療効果は極めて疑わしい。

また、元教授の経営するオリエント三鷹クリニック等にも記述が残っているとおり、いち早くイレッサを導入しており、十分な知識のないままの処方でイレッサ薬害を拡大した疑いがある。
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(3)体験者情報
 調べる気になれない。

2.しろうとの勘による評価
 ☆

 「新免疫療法」の実態は,キノコの抽出物やサメの軟骨の健康食品などを使ったがん治療法で,その健康食品販売会社の社長は,クリニック院長の妻。
 どう考えても,あやしい。
 最初から,健康食品商法と知っていれば,調べなかった。

-------☆の説明---------
☆ あやしい。または,原発性マクログロブリン血症には適用できなそう。
☆☆ 情報が少なく判定不能。または,有望そうだが,実用までには時間がかかりそう。
☆☆☆ 有望そう。すでに実用化されているか,あと数年で実用になりそう。今後も,継続ウオッチング。
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2007年11月26日 (月)

☆樹状細胞療法

1.本屋で拾い読み
がんを狙い撃つ『樹状細胞療法』
高橋 豊 金沢大学がん研究所教授、千葉大学医学部教授
岡本 正人 武蔵野大学薬物療法学研究室客員教授
講談社α新書 ISBN 978-4-06-272461

 わりとまともという印象を受けた。

2.ネット調査
(1)セレンクリニック
http://www.seren-clinic.com/index.html
 上記の本に書かれていた樹状細胞療法を実施しているクリニックのサイトにいったが,残念ながら,血液のがんは対象外らしい。

------クリニックのQ&Aより-----
どんな種類のがんでもセレンクリニックのがん治療は受けられますか?

がん標的免疫療法(がん樹状細胞療法)は、さまざまながんに対して臨床研究が行われています。したがってほとんどのがんで対応が可能ですが、血液のがんなど一部のがんには対応できない可能性がありますのでご相談ください。
活性化リンパ球やBRM(免疫機能補助)療法のような通常の免疫療法やがん休眠療法も同様に、血液のがんなど一部のがんには対応できない可能性があります。
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 残念!
 調査終了。

3.しろうとの勘による評価
 ☆
 原発性マクログロブリン血症には適用できなそう。

 忙しいので,ひとつのクリニックの情報だけで調査終了してしまったが,血液のがんにも適用できるというような情報をお持ちのかたは,ぜひお知らせください。

-------☆の説明---------
☆ あやしい。または,原発性マクログロブリン血症には適用できなそう。
☆☆ 情報が少なく判定不能。または,有望そうだが,実用までには時間がかかりそう。
☆☆☆ 有望そう。すでに実用化されているか,あと数年で実用になりそう。
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2007年11月23日 (金)

☆☆自律神経免疫療法

1.本屋で拾い読み
「がんを治す「仕組み」はあなたの体のなかにある―抗がん剤・放射線治療からの脱却!」を,タイトルにひかれて,本屋で立ち読み。
 素問八王子クリニック院長が著者。
 非常に魅力的なことが書いてあった。ほんとうだとしたら。
 指先をハリで刺激するだけで,がんが治ると。あまりにかんたんな方法である。鍼灸のハリとは違うとのこと。
 あまりにかんたんな方法が逆に不安だが,副作用があったり,使っているうちにきかなくなってくる抗がん剤を使わないで治療できれば,それに越したことはない。

2.ネット調査
(1)素問八王子クリニック 自律神経免疫療法によるがん専門クリニック
http://www.somon-clinic.com/
 そりゃ,いいことしか書いていない。
 でも,乳製品悪玉説の新谷本が,推薦本リストに載っているあたりがあやしい。新谷が患者を診た経験では,腸がきたない者に乳製品愛好者が多いというが,新谷が診てない健康人にも乳製品愛好者が多いのではないかと思う。
 疑問点を問い合わせようにも,メールアドレスも問い合わせフォームもない。診察を申し込むしかないらしい。

(2)日本自律神経免疫治療研究会
http://www.immunity.jp/
 当事者側の団体なので,中立性にかける。

(3)がん治療情報-wikiデータベース
http://cancer.jpn.org/
 ここでは,自律神経免疫療法は,「似非療法」に分類されている。別分類に「代替医療」があるにもかかわらず。
 結論が出てしまった。

 一部,引用してみる。
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新潟大学の安保徹教授が「免疫革命」等の書籍で布教しているが、この本を科学的に検証した評価は概ね「詐欺とまでは言えないかも知れないがトンデモ」である。例えば、代替医療の検証で有名な小内亨内科医は医師も戸惑う健康情報で次のように評価している。

「これは著者の行ってきた基礎研究から導き出された仮説である。臨床的に証明されているわけではない。その書籍の中には患者の体験談が掲載されているが、なぜそれを症例報告として掲載しなかったのか、私には不思議でならない。単なる患者自身の体験談と医師の客観的評価に基づく症例報告とではその信頼度がまるで違う。」

安保徹教授の基礎研究での業績は実に輝かしいらしい。多数の論文を発表し免疫学に対する貢献も大きいとか。しかし、安保徹教授は、培養細胞や動物での実験しか行っておらず、人間相手の臨床データを持たない。自律神経免疫療法に関する臨床論文は全く発表されておらず、「がんが治る」等の話は全て体験談と安保徹教授の知人からの伝聞でしかない。

論文を発表していないことは、第三者の検証を受けていないことであり、それは言い替えれば、真偽が確定していないことである。国立大学の教授で、論文執筆の経験が多数あるなら、医学界で確立していない不確かなことを何も知らない素人向けの本として出版することの問題点が分からないはずがない。本を書く時間があるなら、論文の書き方を指導するなり、論文書きを手伝うなり、代筆するなりするのが真っ当な研究者の姿勢である。しかるに、論文化の努力をせずに本を出版するのでは、医学界では認められないから素人をだまそうとしているのだと言われても仕方がない。

以上により、免疫の基礎知識を勉強する場合はともかく、疾病に対する治療効果は全くデタラメと考えられる。自律神経免疫療法の最大の問題は、証拠のない仮説に過ぎないのに、従来の治療を全否定し、疼痛治療さえ認めないことである。それを真に受けて、治療機会を失い痛みに耐えながら死んでいく患者に誰が責任をとるのであろうか。

臨床伝聞の検証
論文が第三者に検証されていないのはともかく、安保徹教授自身は伝聞を検証したうえで確信を得ているのか。その点が非常に疑わしい。

診断基準
自律神経免疫療法を臨床に使っているのは東洋医学の専門家ばかりで、がんの専門医は見られない。しかも、診断設備の整った大手病院ではなくクリニック等の規模で実施されている。これでは、がんと診断された患者が本当にがんかどうか疑わしい。嘘をついているとは限らなくても、がんの診断能力には疑問があり、診断結果を鵜呑みにすることは出来ない。どのような診断基準によってがんと判定したのか検証する必要がある。例えば、症例報告などにはCT画像等の検証可能な情報が添付されることが多いように、第三者が検証できる情報が必要である。

効果判定基準
本の中には効果判定基準が明確に出てこない。治癒率か、奏効率か、生存期間の比較か、効果判定基準が明確でなければ、何とでもこじつけることが可能であり、効いた証拠とはならない。

治療効果
本を読んでも、治療効果の度合いを示す具体的な数値が出てこない。明確な効果判定基準に基づいているなら、定量的に示すことが出来るはず。しかし、出てくるのは実感などいう曖昧な話ばかりである。そもそも、臨床家ではない安保徹教授が、どうして人間に対する効果を実感出来るのか不思議である。

追試
仮に、これらのデータが揃っていたとしても、臨床研究に携わっていない安保徹教授自身にはデータの真偽は判断できないはずである。真偽を確認するには第三者[1]に追試を行わせる必要があるはずである。そうした手続きを踏んでいるのか疑問である。なぜなら、そうした手続きを踏めるなら論文が発表されているはずだからである。
(後略)
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(4)体験者情報
 この療法でがんが完治したという事例が見つからず。

3.しろうとの勘による評価
 ☆☆
 現段階では,自律神経免疫療法が有用かどうかは,わからない。

 「がん治療情報-wikiデータベース」の記述は同意できる点ばかりである。
 「革命」と自称するほどの方法なら,なぜ,新潟大学付属病院で先端治療をしないのか。大阪大学のWT1ワクチンのように。ある掲示板に,安保教授信者の,安保先生は臨床医ではないからといういいわけがあったが,臨床医とチームを組んでやればいいことである。
 だれでも書き込み可能なwikiを100%信じるものではないが,現在の記述に反論があるなら,自律神経免疫療法支持者側からの書き込みがあってもよさそうなものである。

-------☆の説明---------
☆ あやしい。または,原発性マクログロブリン血症には適用できなそう。
☆☆ 情報が少なく判定不能。または,有望そうだが,実用までには時間がかかりそう。
☆☆☆ 有望そう。すでに実用化されているか,あと数年で実用になりそう。
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2007年11月21日 (水)

補完代替医療の調査をする前に考えたこと

 サプリメント,健康食品,なんとか還元水のたぐいは,いかにも怪しい。バイブル商法で,逮捕者も出ている。
 無視しよう。

先端医療や補完代替医療をしろうとの勘で評価してみる

 原発性マクログロブリン血症は,現在の医療では完治不能ということです。完治するためには,一般病院では受けることができない,先端医療や補完代替医療に可能性を求めるしかないということで,調べています。
 調べた各治療法の評価をしてみました。
 実際にためすわけにはいかないので,評価は,わたしが受けた印象によります。

評価基準は,下記のとおり。
(1)原発性マクログロブリン血症には適用できるか
 どんなすぐれたがん治療法でも,わたしの病気に使えないのでは意味がない。
(2)信頼性
 第三者の評価を受けているか,論文を発表しているか,わたしの勘等を勘案して評価。
(3)すぐに使えるか
 すぐに使える,あるいは,もうすぐ使える。治療実績の多い治療法は高評価。

 評価結果は,で示します。
-------の説明---------
   あやしい。または,原発性マクログロブリン血症には適用できなそう。
 情報が少なく判定不能。または,有望そうだが,実用までには時間がかかりそう。
有望そう。すでに実用化されているか,あと数年で実用になりそう。
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 なにぶんにも,しろうとの勘による評価ゆえ,偏った評価になると思います。
 先端医療や補完代替医療について,わたし以上の情報をお持ちでしたら,ぜひ,お知らせ願いたい。

2007年11月20日 (火)

血液どろどろになるわけ

 原発性マクログロブリン血症をひとことでいいあらわせば,「血液ドロドロ病」である。
 先だって,血液サラサラ詐欺が摘発されたが,もし,腕にはめるだけで血液サラサラになるリングがあるなら,何十万円,何百万円出しても買いたい。

 原発性マクログロブリン血症の類似疾患に多発性骨髄腫があるが,こちらのほうは,血液ドロドロというよりも骨がもろくなる症状が顕著である。
 この違いは,異常増加する免疫グロブリンの種類による。
 原発性マクログロブリン血症は,IgMが異常増加する。多発性骨髄腫は,IgAまたはIgGである。
 IgAの分子量が160,000,IgGの分子量が約146,000~170,000に対して,IgMの分子量は970,000である。分子1個あたりの大きさが,けた違いということである。
 また,わたしが主治医に聞いた話では,IgMの濃度が高くなると重合するそうである。IgMどうしがくっつきあって,より大きな粒子を形成するということである。

 こわい。

 #分子量の出典は,フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』による。

5年後生存率50%の信頼性は低い(と思う)

 原発性マクログロブリン血症の告知を受けた直後の情報収集で,あるサイトにあった5年後生存率50%というのを見て,非常にショックを受けた。5年後生きているかどうかは,丁半ばくち。
 しかし,落ち着いてよく考えてみれば,この病気にかぎっては,5年後生存率50%の統計的信頼性は,低いと思う。

(1)サンプル数が少なすぎるのでは
 一説によると,原発性マクログロブリン血症の発症率は100万人に2,3人だそうである。
 統計的に有意な結果を出せるだけのサンプル数を集めるのは,たいへんである。
(2)どの時点を持って,ゼロ年とするのか
 5年後というのは発症時から数えて5年ということだろうが,そもそも発症時を特定できない。
 わたしはいまだ,発症はしていない。血液検査とマルクの結果から原発性マクログロブリン血症と診断されただけで,無症状である。病院に行かなければ,いまも気づかずに,ふつうに生活していただろう。わたしだけではない。「メルクマニュアル家庭版」には,「マクログロブリン血症の多くは症状がなく、通常の血液検査でタンパク質の値の上昇から偶然発見されます」とある。
 確定診断時=発症時としているのだろうか。
 わたしの場合,2006年に血液内科で診断されたのだが,仮に2004年に血液内科で診察を受けたら,やはり,原発性マクログロブリン血症と診断されただろう。IgM値と連動しているZTT値が,2004年には上限値を超えていたからである。
(3)ほんとうに,死因は原発性マクログロブリン血症なのだろうか
 「メルクマニュアル家庭版」によると,「発症の平均年齢は65歳」とある。発症の5年後というと平均年齢70歳である。
 この統計は海外の文献の引き写しの可能性が高い。日本人の平均寿命は世界一,二である。海外の統計は,日本人よりも平均寿命が短い国での統計の可能性が高い。70歳は,日本では75歳くらいに相当するのではないか。
 これくらいの年になれば,かなりの割合でほかの病気で死んでいるのではないか。

 なにせ,5年後生存率の調査方法がなにも書かれていないので,すべては,わたしの個人的推測にすぎないのだが。

"International Waldenstrom’s Macroglobulinemia Foundation (IWMF)"の"What Is WM"のページの"Prognosis"(予後)には,こうある。
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Prognosis

As soon as one is told he or she has an incurable disease, especially if the word "cancer" appears in its description, the question arises, "How long have I got, Doc?" In the case of WM, we don't really know. Everyone's disease is different from every other case that has ever been seen. This is a disease of one's genetic makeup having gone awry and no two of us are built on the same genetic platform. It is also a treatable disease and new and better treatments are constantly being found. One of the purposes of the IWMF is to provide funding, direction, and a pool of willing experimental subjects to the end that development of better treatments will finally result in a true cure.
---------------------------------

 超訳&要約してしまうと,
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 WMの場合,予後はわからない。
 なにせ,個人差が大きい。遺伝的体質は,ひとりひとり違う。
 現在は完治不能の病気ではあるが,よい治療法がどんどん見つかっている。
 IWMFの目的は,云々。
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 国際組織の言うことを信じたい。
 なお,IWMFのメンバーには,25年生存者がいるそうである。
 同病患者にとっては,心強い情報である。

2007年11月16日 (金)

ZTT高値は肝臓疾患とは限らない

 こんなことを,いまさら,ここに書いてもしょうがないのだが,だれかがWeb検索で見つけてくれるかもしれないので,書いておく。

 「診断までの経過」に書いたが,わたしの場合,診断の3年前の2004年にZTT値が上限を越えていた。もちろん,その原因は,原発性マクログロブリン血症によるIgM異常増加である。
 しかし,産業医には,その原因がわからなかった。
 やや肥満体のわたしは,肝臓が悪いといわれ,体重減,食生活改善,運動等につとめた。その結果,2005年から2006年で,体重4kg減,中性脂肪も180→65と正常値になった。しかし,ZTTのみは,逆に増加しつづけた。

(1)ZTT高値(2)貧血(3)総コレステロール値正常(4)中性脂肪正常
というデータを見て,高齢の産業医は,「でも,コレステロールは高くないんだよね」と,不思議がっていた。

 肝臓の精密検査が必要と言われ,内科の開業医に行ったが,健康診断の検査値表を見ただけで,「肝臓ではないかもしれない」といって,まず,血液の精密検査をすることになった。さすがである。というか,ZTT高値が肝臓疾患にしか結びつかない産業医のほうが,おかしいのだが。ZTTをネット検索すると,だいたいの場合,高値の原因として,「肝臓疾患,多発性骨髄腫」と併記されている。わたしは産業医の言うことを信じていたので,検索してみたことがなかったのだが。

 血液内科の初診時に,「健康診断でZTTが高かった」と申告したところ,担当医は,健康診断でZTTを調べるなんて珍しいと言っていた。
 しかし,せっかく検査項目にあっても,それを正しく読み取ることができなければ,意味がない。

2007年11月14日 (水)

どないしたらええねん

 告知時に,1年で死ぬような病気ではないので安心してくださいと言われた。
 うーん,微妙だ。
 あと1年しか生きられないないなら,世界旅行でもして,おもしろおかしく遊んで暮らすのだが。
 1年で死ぬような病気ではないのなら,何年で死ぬ病気なのだろうか。
 それがわからないと,これから,どうしていいのかわからない。
 別に書くが,どこかで見かけた5年生存率50%は,非常にうそくさい。
 しょうがないので,この病気では死なないと決めた。

骨髄腫=多発性骨髄腫

 本日,知ったこと。

 骨髄腫の一種として,多発性骨髄腫があるのかと思ってた。
 なにしろ,血液の病気の種類はゴマンとあるので,骨髄の腫瘍にも,いろいろ種類があると思ってた。
 しかし,原発性マクログロブリン血症は,骨髄腫の一種であることはまちがいない。でも,多発性骨髄腫とは,ちょと違う。だから,正確には,骨髄腫=多発性骨髄腫ではないのだが,レアケースゆえ,無視されている。

2007年11月12日 (月)

2007年6月-11月

 診断からブログ開設時までの治療経過です。
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<2007年6月14日血液内科>
 胸骨で,マルク。
 麻酔注射を打つときに少し痛みを感じたものの,その後は痛みはなかった。
 骨に穴を開けるというので,内心,びくびくしていたのだが。
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<2007年6月25日血液内科>
 6月14日のマルクの結果より,原発性マクログロブリン血症確定診断。形質細胞比は6%。
 しかし,まだ,IgMが治療開始目安の4000に達していないということで待機療法となる。5月23日検査値IgM3610。
 待機療法とは,要するになにも治療行為をしないということ。経過観察。
 診察後,採血,尿検査。
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 確定診断後,この「原発性マクログロブリン血症」なるものをネットで調べたものの,ほとんど情報がない。類似疾患の多発性骨髄腫は,患者の会まであるのに。
 いちばんほしい情報は,原発性マクログロブリン血症が治ったという情報なのだが。原発性マクログロブリン血症については,掲示板に,断片的な書き込みがあるのみ。それも,単発質問するだけで,その後の経過報告をしない。ききっぱなしというやつ。おまえのほうから,情報提供せんかい!
 NHKがんサポートキャンペーンの掲示板でみつけたよたをさんの書き込みに誘導されて,よたをさんのブログにたどり着く。
 また,類似疾患のよしみで,多発性骨髄腫患者の会にも入会させていただく。
 告知後の1,2週間は,ひどく落ち込んでいたが,自分よりもはるかに重い症状なのに,入院を経て社会復帰している方々がたくさんいるのを知り元気を取り戻す。まぁ,もともと,元気があるほうではないのだが。
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<2007年7月18日眼科>
 眼底検査の結果,毛細血管には,異常なし。
 ただし,許容範囲内ではあるが乳頭部陥凹が大きく,5年後くらいに緑内障  になる可能性があるとのことで,念のため視野検査を受けることになった。
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<2007年7月18日血液内科>
   6月25日検査の結果通知。
   (1)血液粘稠度検査
   50rpm測定で4590。上限値は3945。
   上限値は越えているものの,それほど高くはない。
   (2)尿検査
   たんばくの破片が認められる。陽性。
   (3)IgM(正常値上限は220mg/dl)
   5月23日の3610から1ヶ月で3975に増加。

 IgMが高くなったため,エンドキサンP錠(一般名シクロホスファミド)を50mg/day服用することになった。
---------------------------------------------------------------
   シクロホスファミド服用開始の翌々日より,頭移性のめまいがするようになった。
   あおむけに寝ている姿勢から寝返りをうつと,頭がふらつく。起きているときは,上を見たり,下を見たりすると,ふらつく。
  朝のうちは,あまり症状が出ないが,時間がたつにつれて,症状が重くなる。
  症状が重い日には,18時ごろになると,あまり頭を動かさなくてもふらつき感が常駐する感じになり,20時ごろには起きているのがつらい。
 ただし,日を追うごとに少しずつ症状が軽くなってはきた。
 結局,頭移性のめまいは,軽くなりつつも8月いっぱい続いた。
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<8月1日整形外科>
 腰部X線撮影。腰骨には,異常なし。前の冬とその前の冬に2,3ヶ月間プチ 腰痛を発症していたので,院内紹介で検査した。
 冬に腰痛,発症時期が,ZTT値急増(=IgM急増)時期と合致しているということで,自分としては,クリオグロブリン血症ではという疑いを持っている。クリオグロブリン血症とは,低温になると血管を詰まらせるクリオグロブリンという抗体が増加した状態である。今度の冬は,どうなるか。
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<2007年8月8日血液内科>
  採血後,診察。

 頭移性のめまいについて,主治医へ報告。
 シクロホスファミドの副作用に,めまいはないとのこと。
 発症時期から推測して,副作用だと思うのだが。まぁ,だんだん軽くなってきているからいいけど。

 IgMの値はまだ出ていないが,総たんぱくに変化がない(5月23日8.6→今回8.6)ので,IgM値にも変化はないと推測される。
 もともと急激に効果の出る薬ではないのと,一日一錠という低用量なので,効果が出るまで時間がかかる。肝臓にも障害が出ていないので,このまま,シクロホスファミド50mg/day継続となった。

 白血球数が6月25日の5000から4400に低下した。まだ,十分,正常範囲内ではあるが。
  赤血球・ヘモグロビンは,微減。
  服用後3週間,シクロホスファミド服用の効果は数字には表れていないようである。
 そんなに時間がかかるものとは思わなかった。
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<8月21日眼科>
 視野検査。異常なし。

 7月18日の眼底検査では,毛細血管には,異常なし。
  ただし,許容範囲内ではあるが乳頭部陥凹が大きく,5年後くらいに緑内 障になる可能性があるとのことで,念のため視野検査を受けることになったもの。
 年1回の経過観察が必要ということで,1年後の眼科検査の予約をとった。検査の連鎖。
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<9月5日血液内科>
 採血後,診察。

 血液検査の結果は現状維持だが,くすりが効いていると判断する。
 肝臓には障害が出ていないので,このまま,同じ薬を続ける。
 アルブミンが低下していない(3.8)のは,よい傾向である。
 シクロホスファミド50mg/日の継続投与となる。

 白血球数が,また低下した。4400→3200。下限値をやや下回ってしまった。
 総たんぱく質が,やや減り(8.6→8.0),正常範囲内になった。でも,微減なので,誤差の範囲かもしれない。
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 10月1日に体調不良発症。発熱はなかったので,かぜというわけでもなかった。
 (1)からだがだるく起きているのがつらい。
 (2)軽い腰痛。
 (3)食欲がまったくなく固形物の摂取不能
  ジュースやゼリーで栄養分を摂取した。
 (4)味覚異常
  ごはんをたべても,砂をかんでいるような感覚。
 (5)夜になると顔が熱くなる。逆にからだは寒くなる。
 (6)睡眠障害
  うとうとするも,一時間おきに目覚める。

 10月8日までに,重い症状からは回復するも,食欲不振と睡眠障害が完全に治るには,10月いっぱいかかった。11月には食欲が戻りまくって,これはこれで困った。
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<10月17日血液内科>
 採血後,診察。

 IgMが劇的に低下した(ただし,9月5日の測定値)。IgMは下がりにくい性質があるのだが,もともと異常な細胞が少なかった。
 総たんぱくも,低下した。
 白血球が低下したが,くすりの副作用だろう。でも,2700あれば,問題ない。
 IgMが低下したので,くすりを止めて,経過観察する。

 また,待機療法になった。次回検査は,2ヵ月後。がんなのに,2ヶ月おきの通院。

<6月25日~10月17日血液検査結果抜粋>
6月25日(無治療)→8月8日(免疫抑制剤シクロホスファミド服用3週間経過)→9月5日(シクロホスファミド服用7週間経過)→10月17日(シクロホスファミド服用13週間経過)比較
IgM(35-220):3975→3779→2832 #改善→(10月17日分測定中)(Ig×の測定には時間がかかる)
IgA(110-410):47→48→54→(10月17日分測定中)
IgG(870-1700):1078→1066→1028→(10月17日分測定中)
総たんぱく質(6.7-8.3):8.6→8.6→8.0→7.1 #改善
アルブミン(3.8-5.3):3.8→3.7→3.8→3.4 #悪化
A/G比(1.3-2.0):0.79→0.76→0.90→0.92
赤血球数(403-569):384→358→383→304 #悪化
ヘモグロビン(13.3-17.5):10.7→10.0→10.8→8.7 #悪化
血小板数(15.3-35.1):21.2→20.3→19.5→21.6
白血球数(3540-8700):5000→4400→3200→2700 #悪化
尿酸(4.0-7.0)-→6.8→7.3→7.1
クレアチニン(0.60-1.10)-→0.73→0.74→1.2 #悪化

 IgM,総たんぱく質が減ったが,白血球,赤血球,アルブミンも減ってしまった。総たんぱく質は減ったが,アルブミンも減ったおかげでA/G比は変わっていない。
---------------------------------------------------------------
 ブログ開設時に至る。

 休薬したので,今後,白血球は増えると思う。赤血球も,シクロホスファミド服用前の値には戻ると思うが,それでも貧血気味。激しい運動をするわけではないので,充分ですが。

2007年11月11日 (日)

補完代替医療とは

 補完代替医療というものを知りました。XX食品でがんが治ったのたぐいはインチキときめつけていたのですが,大学で研究している分野とは知りませんでした。

 「日本補完代替医療学会」の定義では,[現代西洋医学領域において、科学的未検証および臨床未応用の医学・医療体系の総称]となっている。
 具体的には,「中国医学(中薬療法、鍼灸、指圧、気功)、インド医学、免疫療法(リンパ球療法など)、薬効食品・健康食品(抗酸化食品群、免疫賦活食品、各種予防・補助食品など)、ハーブ療法、アロマセラピー、ビタミン療法、食事療法、精神・心理療法、温泉療法、酸素療法、等々すべてが代替医療に包含されています。」(日本補完代替医療学会公式サイトより)

 なんでもありという感じです。

医学・薬学の進歩に期待する

 医学の進歩はめざましく,50年後,100年後には,すぐ治る病気になっているかもしれません。でも,それでは,わたしには遅すぎます。
 現時点では,薬剤耐性により使える薬がなくなるより前に,新薬が開発されるのを期待するしかありません。この病気は進行が非常に遅いのが,ありがたい。

原発性マクログロブリン血症とは

2007/11/11初稿
2008/11/13(木)更新
 初稿では,「メルクマニュアル家庭版」から「クリオグロブリン血症」のサブ項目の取込みを割愛していた。
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 早い話が血液のがんです。血液は骨髄で作られますので,骨髄のがんともいえます。多発性骨髄腫の類似疾患です。
 血液のがんは,正式な医学用語では「造血器腫瘍」と呼ぶのでしょうか。よく,わからん。

 以下,「メルクマニュアル家庭版」より整形の上,引用。
取得日2008/11/13(木)
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec14/ch175/ch175d.html?qt=%E5%85%8D%E7%96%AB%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%B3%EF%BC%AD&alt=sh

-----------マクログロブリン血症 ------------------
マクログロブリン血症(ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症)は形質細胞のがんで、単一のクローンの形質細胞がマクログロブリンと呼ばれる大型の抗体(IgM)を過剰に産生する病気です

男性は女性よりもマクログロブリン血症を発症しやすく、発症の平均年齢は65歳です。この病気の原因はわかっていません。

症状と合併症

マクログロブリン血症の多くは症状がなく、通常の血液検査でタンパク質の値の上昇から偶然発見されます。人によっては、血液中のマクログロブリンが増えたため血液の粘度が高くなり(過粘稠度症候群)、皮膚、手足の指、鼻、脳への血流が妨げられて症状が現れることもあります。このような症状としては、皮膚や粘膜(口、鼻、消化管の内膜など)からの出血、疲労、脱力、頭痛、錯乱、めまい、昏睡などがあります。血液の粘度が高くなると、心臓の状態が悪化し、脳内の圧力が高まります。眼の奥の毛細血管に血液が充満して出血し、網膜が損傷して視力が損なわれることもあります。

悪性の形質細胞の浸潤によってリンパ節が腫れ、肝臓や脾臓が腫大します。正常な抗体が十分に産生されないため細菌感染を繰り返し、発熱や悪寒が生じます。悪性の形質細胞によって骨髄での正常な血液形成細胞の産生が妨げられると、貧血となり、脱力や疲労が生じます。悪性の形質細胞が骨に浸潤すると、骨の密度が減少して骨が弱くなり(骨粗しょう症)、骨折しやすくなります。

多くの患者でクリオグロブリン血症が生じます。クリオグロブリン血症とは、低温になると血管を詰まらせるクリオグロブリンという抗体が増加した状態です。

診断

マクログロブリン血症が疑われる場合は、血液検査を行います。特に有効な検査は、血清タンパク電気泳動、免疫グロブリン測定、免疫電気泳動の3種類です。

このほかの臨床検査も行われます。たとえば、採血して赤血球、白血球、血小板の数が正常かどうかを調べたり、血清の粘稠度(ねんちゅうど)検査を行って血液の粘度を調べます。血液凝固検査の結果が異常になったり、他の検査でクリオグロブリンが検出されることもあります。尿検査では、ベンス・ジョーンズタンパク(異常な抗体の断片)がみられることもあります。骨髄生検でリンパ球や形質細胞の増加が認められれば、マクログロブリン血症の診断を確定するのに役立ちます。また、これらの細胞の形態は、多発性骨髄腫との判別に役立ちます。

X線検査によって骨密度の減少(骨粗しょう症)がわかります。CT(コンピューター断層撮影)検査で、脾臓、肝臓、リンパ節の腫れが見つかることがあります。

治療と経過の見通し

クロラムブシルやフルダラビンによる化学療法は異常な形質細胞の増殖を遅らせますが、マクログロブリン血症が治るわけではありません。メルファランやシクロホスファミドなどの薬剤を単独あるいは併用で使用することもあります。最近の研究結果によれば、モノクローナル抗体のリツキシマブも、異常な形質細胞の増殖を遅らせるのに有効だとみられています。

血液の粘度が高くなっている場合は、ただちに血漿交換を行う必要があります。血漿交換は、血液を採取して異常な抗体を除去し、赤血球を体内に戻す治療法です(血液浄化で病気をコントロールを参照)。ただし、マクログロブリン血症でこの処置が必要な人は少数です。

この病気の経過は人によって異なります。治療をしなくても、5年以上生きる人も多くみられます。

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クリオグロブリン血症とは
クリオグロブリンは形質細胞でつくられる異常な抗体で、普段は血液中に溶けています。クリオグロブリンは正常な体温よりも低い温度になると、大きな集積物を形成して固形の粒子(沈殿)を生じます。正常体温に戻すと、再び溶解します。

血液中にクリオグロブリンが形成されるまれなクリオグロブリン血症になる人の多くには、その原因になる病気があります。たとえば、マクログロブリン血症、慢性リンパ球性白血病などの癌、全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患、C型肝炎ウイルスによる感染症などが挙げられます。まれに、クリオグロブリンが形成される原因がわからないこともあります。

クリオグロブリンの沈殿は血管の炎症(血管炎)を引き起こし、あざ、関節痛、脱力などさまざまな症状を起こします。クリオグロブリン血症の人は寒さに極度に敏感になったり、手足が冷えると強い痛みを感じて白くなるレイノー現象を起こしたりします。血管炎は肝臓や腎臓に障害を与え、肝不全や腎不全に進行して命にかかわる場合もあります。

寒さを避けることが血管炎の予防に役立ちます。原因になっている病気を治療すれば、クリオグロブリンの形成を抑えられます。たとえば、C型肝炎ウイルスの感染をインターフェロンで治療すると、クリオグロブリンの形成が抑えられることがあります。血漿交換(プラスマフェレーシス)は、特にインターフェロンと併用すると有効です。
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2007年11月10日 (土)

完解ではなく完治したい

 この病気になるまで知らなかったのですが,がんでは「治癒」や「完治」ということばは使わないそうです。かわりに「寛解」ということばを使います。
 寛解とは,がんなどの治癒の難しい病気の症状が,一時的あるいは永続的に軽減したり,ほとんど壊滅状態になった状態です。
 症状がある程度軽くなることを完全寛解,全体としては症状が軽減しても,その状態が不安定の時には不完全寛解といいます。

 でも,そんなもってまわったいいかたでなく,胸を張って「完治しました」と言いたい。

 そこで,完治をめざして,いろいろ調査・研究してみたいと思います。
 たとえ,完治しなくても,一病息災という形で,うまく病気とつきあえて,QOLを維持したまま天寿をまっとうできれば,結果としては完治と同じです。

診断までの経過

(1)会社の定期健診にて,ZTT値上限12.0のところ,2004年6月12.6,2005年16.4,2006年6月22.1と増加。2007年2月の中間検診では,35.8まで上昇。
(2)この間,会社の保健室より,肝臓に負担がかかっていると言われ,体重減,食生活改善,運動等につとめるも,上記のようにZTT値は上がり続けた。
(3)2007年4月に地域医院にて,血液精密検査。
(4)2007年5月に肝臓ではなく血液の病気だといわれ,総合病院血液内科の紹介状をもらう。
(5)2007年6月に総合病院にて,また,血液検査。
(6)血液検査の結果,IgM高値(3610mg/dl)で骨髄腫瘍の疑いありといわれる。
(7)骨髄検査をする。
(8)骨髄検査の概要結果判明。マクログロブリン血症と診断される。

#あとからわかったこと
 ZTT(クンケル混濁試験)はアルブミンの減少とγ-グロブリンの増加を反映する膠質反応のひとつである。 ZTTが高いときは,肝炎、慢性感染症、多発性骨髄腫などの疑いがある。

 わたしは何年も,肝臓肝臓といわれ続けてきましたが,原因は肝臓じゃなかったわけです。原発性マクログロブリン血症は,まさに,γ-グロブリンの一種であるIgMが単独で異常増加する病気です。
 過去の健康診断の記録のZTTの数値を見ると,1999年からだらだらと微増してきていましたが,2004年からその増加率が急伸し,上限値を越えました。

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